マイナンバーカードの保険証利用のポイント

By | 2020年2月1日

画像1

1.2021年3月よりマイナンバーカードが保険証代わりに

2021年3月から、原則としてすべての病院でマイナンバーカードが健康保険証として使えるようになる予定です。これには、制度開始から3年後の普及率が1割にとどまる現状を踏まえ、マイナンバーカードを広く普及させる狙いがあると考えられます。

2.マイナンバーカードを保険証代わりにするメリット

マイナンバーカードの裏面に搭載されたICチップを医療機関の窓口の読み取り機にかざすと、診療報酬に関する事務を担う社会保険診療報酬支払基金から健康保険証の情報が病院に自動送信されます。これによって窓口で職員が情報を書き取る手間はなくなります。また、健康保険組合の判断で健康保険証をマイナンバーカードに切り替えれば、保険証の発行コストはなくなります。さらに、電子化された健康保険証の情報と患者の診療報酬明細書の情報をひも付けることが可能になり、医者は患者の同意があれば過去の処方歴を簡単に把握できるようにもなります。

また、利用者の立場としては、就職や転職、引越ししても保険証の切替を待たず、マイナンバーカードで受診できるようになります。

3.利用には事前に登録が必要

マイナンバーカードを健康保険証として 利用するためには、事前に登録が必要です。 登録の申込は、2020年度よりマイナポータルにて受け付けられます。